一般社団法人なら空き家対策協議会
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空き家のリノベーション、リフォーム、解体時はリサイクル可能な資材やたくさんの廃材が出ます。
資材と廃材を分別することでリサイクルに回せます。そもそも廃材は分別が必要です。
空き家等のリフォーム、リノベーションで出る資材はリサイクルへ、その他の廃材は然るべき処理をし、利己的なリフォーム、リノベーションではなく、限られた資源を有効に利活用することが大切です。
空き家の解体現場です。
リノベーション後、この解体場所は喫茶店のような休息場を予定しています。
約50年前の物件ですが、リノベーションによる大変身を期待します。
少しずつになりますが、本件の進捗状況をお伝えしていきます。
空き家を事務所としてリフォームする事例です。
本建物の築年月は1974年10月ですが、やはり現代の住宅様式とは大きくかけ離れていると感じます。
特に感じるのは各所の段差です。
部屋の入り口は建具下枠の段差が見受けられ躓きや転倒の危険性が高い箇所です。
トイレにも建具下枠があり段差は踏み下ろし(トイレ内)の方が低く、極めて危険です。さらに手すりの設置もなく座る、立ち上がるのトイレでの基本動作も高齢者にとっては困難です。
玄関は段差が高く、足腰が弱い方は特に昇り降りが困難です。また手すり等体を支える器具は設置されていないので、転倒の危険性も考えられます。
このような50年前の空き家でもリフォームやリノベーションをすることで資産価値を高めることもできますし、新たな使い道ができるのではないでしょうか。
日本の住宅市場では、依然として新築住宅の供給が続き、中古住宅のストック数は年々増えています。つまり、平成30年調査時では848万戸だった空き家数はさらに増えていると予想されます。
一方アメリカ、イギリス、フランスでは中古住宅をリフォーム、リノベーションで長く住み続ける事はごくごく普通の事とされているようです。
昨今、日本でも古民家改装や田舎暮らしなど中古住宅の利活用が盛んになってきていると思えますが、諸外国に比べたら中古住宅の存在価値はまだまだです。
中古住宅が諸外国と同様、市場での取引がもっと活発になれば、全国の空き家問題も少しずつ改善されるのではないでしょうか。
少子高齢化、輸入に頼る資材の高騰、大工さんなど人的資本の減少、若者の住宅購入資金の限界、カーボンニュートラルなどなど中古住宅が今後重宝される条件は出揃ってきました。
今住んでいる住宅、放ったらかしの実家、長年使い道のない空き家、これらの住宅を住みやすい家にリフォーム、リノベーションする事で資産価値を上げる事もできるのではないでしょうか。
引き続き、様々な角度から空き家問題に取り組んで参ります。
白橿町にある築50年ほどの空き家を利活用し喫茶店と事業場をつくります。
西側の入り口は喫茶店となります。
北側は「住みやすい家・介護及び有効活用を目的としてリノベーションによって、満足のいく住生活・住環境の改善」をご提案する事業場となる予定です。
リノベーションをする事務所には、広いお風呂場やトイレ、キッチンなど高齢者の方々にとって住みやすい住環境を体験していただく住設備が併設されます。
空き家利活用の事例として完成までお届けします。