空き家の不用品、動産、家財道具の処分・片付け
社会を見ると、空き家が増える理由も見えて来ます。
少子高齢化の今、死別や介護施設に入所する高齢者の増加などで、空き家の数も増加しています。中には家族への負担を考えて、これまで使っていた物を生前整理として片付ける方も増えてきたと聞きますが、まだまだ死別後の遺品整理などが主流となっています。空き家(実家)を相続して自分が住むという方法もありますが、戻ってくるにも問題が多々あり、そうしているうちに時間ばかりが過ぎていくのです。残された空き家には先住人の暮らしの跡が多く残り、また家を売りに出しても買う側は耐震に優れる新しくきれいな家を探し、さらに核家族化による世帯数の増加でより新居のニーズが高まり、古い家は次々と空き家へとなってしまうのです。また、これらに加え思い出ある家を解体する事へのためらいや、解体するだけでその土地の固定資産税が最大4.2倍にも増えてしまう事への抵抗、解体してもすぐに土地を活用できるかという不安などで、なかなか空き家に手を加えようという気になれず、結果、荷物や不要品が残るまま放置へとつながっていくのです。
分別作業だけでも時間がかかる整理・片付けです!
空き家の中に一体どのような荷物が置かれているのでしょうか?まずは遺品。親が他界した事で、家を相続したものの残された物をどうすればいいのか分からないケースで、これが空き家問題の解決を遅らせているともいわれ、長年の放置によってゴミ屋敷のようになっている事もあります。また「老後は施設で過ごしたい」と入所する場合も多くの荷物が残されます。これは入所時に持ち込める荷物が限られているためで、この場合は先住人が生きているため話し合いながら荷物をどうするかを決める事ができますが、余裕もあり時間をかけてしまい、その間に他界して中途半端となり、そのまま放置となってしまうケースです。整理や片付けの手を一度止めたり荷物をためてしまうと腰も重くなりますし、物の大きさや材質によっては分別作業があり、それだけでも時間がかかります。そもそも一軒分の不用品を整理・処分する事は素人にはとても難しい事です。
空き家でも資産。だからしっかり次の活用を考えましょう!
不要品の整理や片付けは、家を残すにしても売るにしても、また貸すにしても必要な事であり、物があっては何もできません。しかし物のひとつ一つには思い入れがあり、ましてや遺品となると簡単に処分できないのも理解出来ます。しかし空き家がそれらを置く倉庫のようになるのもいかがなものでしょうか?空き家は大切な「資産」であり、思い出溢れる家だからこそ、しっかりと整理をして次の活用を考えるべきだと思います。空き家は大切な「資産」だという事を再認識し、その中で感じる不安や悩みはぜひ私たちにお話ください!放置された荷物や不要品、長期間たまったゴミに関する事なども解決に向けてしっかりアドバイスさせていただきます。